恋したら裏切りですか?〜甘い香りに誘われてⅢ
シュウさんは、そう言うと、店の奥の方に視線を移す。
「達也。ちょっと来て」
「はい。何でしょう?先生」
店の奥から、スラリと背の高い、黒髪の男の子が現れた。
少し長めの髪を、後ろに無造作に束ねている。作業中だったようだ。
「あー、手を止めて悪いね。
都ちゃん。彼は早川 達也。僕の一番弟子で、三週間前から、生花の方のアレンジ教室を任せてる。
じつは、ディスプレイのアレンジは、彼がしたんだ」
紹介された早川 達也君が、スッと私の近くに来て、「早川です」と苗字だけ名乗った。
短っ!
「達也。ちょっと来て」
「はい。何でしょう?先生」
店の奥から、スラリと背の高い、黒髪の男の子が現れた。
少し長めの髪を、後ろに無造作に束ねている。作業中だったようだ。
「あー、手を止めて悪いね。
都ちゃん。彼は早川 達也。僕の一番弟子で、三週間前から、生花の方のアレンジ教室を任せてる。
じつは、ディスプレイのアレンジは、彼がしたんだ」
紹介された早川 達也君が、スッと私の近くに来て、「早川です」と苗字だけ名乗った。
短っ!