恋したら裏切りですか?〜甘い香りに誘われてⅢ
「そうなんだ。私と同じ学年だ。
なら、"早川君"でいいよね?」

「クックッ…で?受けんの?講師の仕事」

あ…そうだった。週1回かぁ…
そもそも、素人の私に出来るのかな?

「悩み中……」

「やりゃあいいのに。あんたの作品、見たけどさ、すげーじゃん。
そういう才能…生かすべきじゃない?」

「そんな…才能だなんて。それに、私は主婦だから、家の事しないといけないし…」

パサッ…

早川君が付けていた黒いエプロンを外し、脇へ置く。


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