恋したら裏切りですか?〜甘い香りに誘われてⅢ
「……っな!」

「"葵さん"だっけ?ここに来る時、べったりの…
もっさい芋になったあんたの隣に、ずっと居るかな〜?」

なんなの⁉︎ この男!

「……何が言いたいの?」

こんなに低い声が出たんだ私。

「ん?才能もあるし、せっかく綺麗なんだから、外へ出て磨けよ?て、思ってるだけだぜ?」

グッと私に近づいた早川君が、耳元でささやいた。


ぞくっ…


少し口角を上げ、ぞくっとするほどの色香を漂わせた。


ち、近いよっ!



< 20 / 208 >

この作品をシェア

pagetop