恋したら裏切りですか?〜甘い香りに誘われてⅢ
「接近禁止。早川先生、それ以上、妻に近づかないでいただきたい」
葵さん…怒ってる。
表面上は、なんとも思ってない風に見えるけど、ずっと一緒にいる私には、葵さんがイラッとしてるのが分かった。
「葵さん、大丈夫です」
私が愛しているのは葵さんだけ。
想いを込めて、葵さんと繋いだ手に力を込める。
それを見た早川君が、
「うわー、溺愛カップル。間近で見るの初だわー」
口角を上げ、ニヤリと笑う。ヒラヒラと手を振り、あっさりと向こうへ行ってしまった。
からかわれた…
「…宮澤さん、あの子の手の上で、転がされてるわね。策士だわ」
ボソッと、控えめに三奈がつぶやいた。
葵さん…怒ってる。
表面上は、なんとも思ってない風に見えるけど、ずっと一緒にいる私には、葵さんがイラッとしてるのが分かった。
「葵さん、大丈夫です」
私が愛しているのは葵さんだけ。
想いを込めて、葵さんと繋いだ手に力を込める。
それを見た早川君が、
「うわー、溺愛カップル。間近で見るの初だわー」
口角を上げ、ニヤリと笑う。ヒラヒラと手を振り、あっさりと向こうへ行ってしまった。
からかわれた…
「…宮澤さん、あの子の手の上で、転がされてるわね。策士だわ」
ボソッと、控えめに三奈がつぶやいた。