恋したら裏切りですか?〜甘い香りに誘われてⅢ
角度を変え、何度も何度も口づけられ、だんだん息が苦しくなる。

酸素を求めて、少し開けた口の隙間から、葵さんの舌が侵入してきて、瞬く間に絡めとられる私…

頭がボーとしてきて、身体の芯がジンジンと熱い。

葵さんのことが愛おしくて、狂ってしまいそう。

もっと、もっと、葵さんを感じたい。


ふわりと身体が浮き、寝室へ連れて行かれる


葵さんの唇を、額に、瞼に、うなじに感じる

柔らかな灯りに、少し切ない表情の葵さんが浮かぶ。

「都…愛してる」

嬉しい…

「私も。葵さんが好き…愛してる」

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