それが伝え方なのです
むぎゅむぎゅと挟まれパタパタもがくとすぐに離してくれた。2人の胸に挟まれて精神的なダメージが…そして自分のを見下ろして一発KOな感じです。
「でも考えてみれば弥生って彼氏さんと頻繁に会ってなくてもこっちが恥ずかしくなるぐらいラブラブだものね」
「そだねぇ。やっちゃんからしてみれば距離ってあんまり関係ない感じ?」
「そんなことないよ?会えないのは寂しいもん…」
この間の受験の時とかがいい例だ。ずっと会えなくて寂しくてその分電話で話してたもん。ラインもすごくしてたし…
今考えれば静くんだって自分のことで手一杯だったはずなのによくわたしの返事をしてくれたなぁって思う。静くんも話したいからとは言ってくれてたけどそれにしてもしすぎだったというか。
うん、静くんはわたしを甘やかしすぎてると思う。そうは理解していても静くんが優しいからそれに甘えちゃうわたしもわたしなんだけど…あ、そっか。
「会えなくて寂しくても、次に会ったとにその分以上に甘やかしてくれる静くんがいるから今も一緒にいられるのかも」
うん、さーやんたちがわたしと静くんをら、らぶらぶ…だって言うならそれは静くんのおかげだ。静くんのおかげでわたしは静くんといられるんだよ。