それが伝え方なのです



うーっ!と行くのを渋るわたしに呆れながら2人は有無を言わさずに外に連れ出す。横暴である。


外を歩くたび、こ、心なしか視線が刺さっているような…そんなに変?そんな注目するほどにわたしの水着って変?!


わたしの水着はビタミンカラーの明るいオレンジのチューブトップ?っていう水着で(多分あってるけど初めて聞いた名前だからあやふや…)下は短パンになっている。見た目はジーパンっぽいかな。


最初はもっと地味なのにしようと思ったけどさーやんもゆーみんも勧めるからついおだてられて…過去に戻りたい!!



「みんな紗耶のナイスバディーに注目してるぅ、ちょっとむかつくなぁ」


「それを言うなら弓でしょうが」


「…はっ!」



もしかして、視線刺さってるのはさーやんとゆーみんがいたから?そりゃその間にいればわたしも刺さってる感じするよね!?


改めてさーやんとゆーみんにそう聞けば「そういうことにしときなさい」と返された。なんか曖昧だけどそういうことでいいらしい。


そっか、よ、よかった…わたしの水着がおかしいわけじゃなかったんだ。そうだよね、こんな美人でかわいい2人に囲まれたらわたしに目なんかいかないよね。


いつもかわいいのに今日は水着パワーで普段よりも割り増しで破壊力あるもん。




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