君をいつか・・・君がいつか
あの子は、家族愛に人一倍憧れを持っとるが、あの子を大切にしてくれんか?」


「そのつもりです、異母兄弟でも 兄として、家庭が持てるなら夫として、帰って、調べます」

「あのとうへんぼくにゆうてつかあさい、お前達いがみ合ってないでそろそろ仲良くせって」


「はい、長々とありがとうございました」



車にのり、脱力感

『しかし、瞳ちゃんいずこに?
だからいつも言ってたんだ、瞳ちゃんは居たら行けないの?』あの時受け止めていたならば・・・・
顔をハンドルに沈めていたら窓を叩く音に顔あげた

「雄鳥しゃんですか?」

幻が見えてきた、気の抜けた笑いが込み上げて来た。


「乗ってもええか?」


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