親友 コトバは罪より重い


でも、みんな私の事信じてくれないかもしれない。

だって私が沙耶ちゃんの死に関わっている事はバレてる。

誰が私を信じてくれるの?きっと信じない。

私の言葉なんて耳にいれてくれない。

学校に味方は誰もいない。私は一人。

あ、雪村先生は?先生は私を信じてくれるかな?

だって受け持っている生徒を信じない先生なんていないでしょ?

それとも先生も敵になっちゃうの?

そうだ、まず先生に電話しよう。

何もしないより良いよね。

梶谷さんが転校してから怖くて携帯を放りだしていたけど勇気を持たなきゃ。

確か携帯は通学鞄に入れたまま。

久しぶりに見る携帯。

あれ誰かからメールがきている。

携帯が光っているって事はメールや電話がきている証拠。

もしかして先生からかな?私は何も躊躇もなく携帯を開いた。


「なに、これ…」


嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!


叫びながら私は携帯を壁に投げつけた。

殺される殺される殺される。

みんなからも、あの二人からも…まさか口封じ?

これって口封じなの?

死ぬのは嫌。

でも私に居場所なんてない。

もしかして監視されている?

やめて!私を殺さないで…誰か助けて。


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