完璧上司の秘密を知ってしまった件について
「めっちゃかわいー!ありがとう、新」
キラキラと目を輝かせ、お礼を言う凛を見て、新は先程の失言をいとも簡単に許せてしまう。
「可愛いだろ?」
「うんうん!」
ニコニコしながら出勤した凛を見た社員達は、何事かと好奇の眼差しで見ている。でも、凛は全く気づいておらず、新一人がちょっと恥ずかしい思いをした。
「…凛、仕事頑張れよ」
「うん、ぐてたまちゃん!がいるから、頑張れるよ」
「…フッ、現金なやつ」
そう言うと、新はオフィスに入って行った。凛もオフィスに入ると、いつものように、明るい声で挨拶する。そしていつものように、先輩や同僚も、笑顔で返してくれる。
「…朝からノーテンキなヤツ」
「…」
凛にしか聞こえない声で、第一声を毒づいたのは…もちろん須藤課長。
お陰で、凛のテンションも、やや下降する。
「おはよーごさいます。須藤課長ー」
と、棒読みの挨拶をした。
…昨日BARで、須藤課長に好き勝手言ってしまったせいか、須藤課長の毒に対抗できるようになった。
キラキラと目を輝かせ、お礼を言う凛を見て、新は先程の失言をいとも簡単に許せてしまう。
「可愛いだろ?」
「うんうん!」
ニコニコしながら出勤した凛を見た社員達は、何事かと好奇の眼差しで見ている。でも、凛は全く気づいておらず、新一人がちょっと恥ずかしい思いをした。
「…凛、仕事頑張れよ」
「うん、ぐてたまちゃん!がいるから、頑張れるよ」
「…フッ、現金なやつ」
そう言うと、新はオフィスに入って行った。凛もオフィスに入ると、いつものように、明るい声で挨拶する。そしていつものように、先輩や同僚も、笑顔で返してくれる。
「…朝からノーテンキなヤツ」
「…」
凛にしか聞こえない声で、第一声を毒づいたのは…もちろん須藤課長。
お陰で、凛のテンションも、やや下降する。
「おはよーごさいます。須藤課長ー」
と、棒読みの挨拶をした。
…昨日BARで、須藤課長に好き勝手言ってしまったせいか、須藤課長の毒に対抗できるようになった。