完璧上司の秘密を知ってしまった件について
家の中に入ってからも、凛の頭の中は、秋夜と須藤課長の関係と、二人が言った意味深な発言で一杯。
とはいえ、せっかくの休みだから、ゴロゴロしたいという思いもあり、部屋の中でゴロゴロしていたが、母に怒られた凛は逃げるように外出した。
「…たまの休みくらい、ゆっくりさせてほしいわ」
天気のいい昼下がり、凛は一人、カフェでコーヒーとガトーショコラを頼んでまったりしていた。
(本当は家が一番落ち着くのに)
と、思いながら、ガトーショコラを一口入れたまま、凛の動きが止まる。
…美雨さんが、凛に必死に手を振っている。…その横には、不機嫌な顔の秋夜立っている。
(…確か、デートの筈だよね)
目があったのに、無視する訳にもいかず、凛も笑顔で手を振り返した。
(…エッ⁈入ってくるの⁈)
凛は目を見開いた。
「凛久しぶりー!」
「美雨さん、お久しぶりです〜…あの、デート中なんじゃ?」
超不機嫌な秋夜をチラッと見ながら、凛は美雨に言った。
…堅物で意地悪な秋夜と正反対、おっとりしてて、どこまでもマイペースな美雨。凛は、秋夜を持て余すというのに、美雨は秋夜を振り回す。流石は秋夜の彼女というだけある。
とはいえ、せっかくの休みだから、ゴロゴロしたいという思いもあり、部屋の中でゴロゴロしていたが、母に怒られた凛は逃げるように外出した。
「…たまの休みくらい、ゆっくりさせてほしいわ」
天気のいい昼下がり、凛は一人、カフェでコーヒーとガトーショコラを頼んでまったりしていた。
(本当は家が一番落ち着くのに)
と、思いながら、ガトーショコラを一口入れたまま、凛の動きが止まる。
…美雨さんが、凛に必死に手を振っている。…その横には、不機嫌な顔の秋夜立っている。
(…確か、デートの筈だよね)
目があったのに、無視する訳にもいかず、凛も笑顔で手を振り返した。
(…エッ⁈入ってくるの⁈)
凛は目を見開いた。
「凛久しぶりー!」
「美雨さん、お久しぶりです〜…あの、デート中なんじゃ?」
超不機嫌な秋夜をチラッと見ながら、凛は美雨に言った。
…堅物で意地悪な秋夜と正反対、おっとりしてて、どこまでもマイペースな美雨。凛は、秋夜を持て余すというのに、美雨は秋夜を振り回す。流石は秋夜の彼女というだけある。