完璧上司の秘密を知ってしまった件について
…それから待つこと数十分。新がカフェに姿を現した。

美雨は、新がカッコイイ!と、何度も褒め、秋夜はもう何も言わず、ただ、美雨を睨んでいた。

その睨みに気づいた美雨は。

「…秋夜。私ね、秋夜よりカッコイイ男なんて、この世にはいないと思ってるから安心して」

そう言って満面の笑みを浮かべた美雨に、秋夜は驚き、頬を染めた。

「…カワイイ…秋夜さん」
「…煩い!」

「お兄ちゃん!」

思わずそう言ってしまった新の頭にゲンコツを落とした秋夜。

凛は驚いて、秋夜を怒った。

「…凛、私はこの子、合格だと思うよ」
「…え」

又しても驚く凛。

「なんの話?」

新は凛に耳打ちする。

「…さぁ」

と、誤魔化すしかない凛。
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