完璧上司の秘密を知ってしまった件について
…まさかの駅で遭遇するとは。

…新もまた、凛の背後にいる須藤課長を睨んでいた。

(…なんで、2人は睨み合っているの?…私のせい、かな?…いや、絶対そうだよね?さっきまで新といたのに、今は須藤課長といるんだから)

いてもたってもいられなくなった凛は、須藤課長に言う。

「…須藤課長、私「…黙れ」

凛の言葉に、須藤課長の言葉が重なり、凛は口を噤んだ。

そんな凛たちの前に新が来る。

「…凛を横取りしたのが、まさか、須藤課長だとは思いませんでした」

「…おまえのモノでもないだろ?」

「…」

「…須藤課長、凛は、貴方には渡すつもりはない」

「…そっくりそのままお返しする」

…2人の言い合いに、段々腹が立ってきた凛は2人を睨んだ。
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