明日から、幼馴染みじゃなくなると信じて。

気持ち

玲奈side

あぁ、ムカつく。

美月に電話しよっ。

美月 ｢もしもし？どうした？｣

玲奈 ｢いきなりごめんね？｣

美月 ｢いいんだけど。｣

玲奈 ｢悠希先輩と別れた。｣

美月 ｢えぇっ、なんで？｣

これまでのことをざっと説明した。

美月 ｢なるほどねぇ。でも、良かったんじゃん？｣

玲奈 ｢なんでよ？｣

美月 ｢だって、まだ、優君のこと好きだったんでしょ？｣

玲奈 ｢うん。｣

美月 ｢先輩のためにもそれで良かったと思うよ。うちわ。｣

玲奈 ｢だよね。でも、叶わない恋。諦められない恋。もう嫌なの。｣

美月 ｢ワガママ言わないの！｣

ぇ。

美月 ｢みんな、おなじ。ね？みんな、わからない恋をして。強くなるの。諦めないで？｣

そっか。そうだよね。

玲奈 ｢ありがとう。いま築いた。諦められないんだ。私。いゃ、諦めようとしてなかったんだ。｣

後ろから、抱きつかれても、もっと拒否すればよかった。だけど、出来なかった。

美月 ｢恋愛って大変だね。｣

玲奈 ｢うん。美月は？｣

美月 ｢へ？｣

玲奈 ｢恋愛。｣

美月 ｢あ、あぁ、してないしてない。王子様待ってます！（笑｣

美月…。そんな電話でもわかるような嘘つかないでよ…。

玲奈 ｢今日は、ありがとう！美月も、話せるとき話してね！親友じゃん？｣

美月 ｢玲奈には、かなわないわ。こちらこそありがとう！いつか、絶対に話すから！｣

玲奈 ｢了解～！｣