StarDust(仮)


「ねぇ藍華。こんなアバスレ女放っといて行こうよぉ。この前だって雨の中、外で男たちとヤッてたんでしょぉ?」

「そうね、私達が汚れちゃうわ。」



雨の中…もしかして俺が茜と始めてあった時か?

それ以降は夜に一人で外出しないようにしてるって言ってたし。


未遂に終わった。よな…?


俺は問いかけるような目をしながら茜の方を見る。

茜もなんとなく察しが付いたのだろう。ふるふると首を振りヤッてない。という事を教えてくれた。


「……もしかしてあれはお前らの仕業か?」

「なんの事?」

「…さっきお前らが言ってたことだよ。」

「ああ。それ?そうだよ?欲求不満な男たちに教えてあげたの。優しいでしょ?」

「春!」

「っ……あ!」


口が軽いのか、春と呼ばれた女子はスラスラといい事を教えてくれた。

……どうやって教えたのか気になるな。

ネットに挙げられてるんならサイトやら徹底的に潰さないとダメだろうし。


「なぁ…今は見逃してやるよ。やることが出来たしな。
ただ、次こんな事が俺の目の前であってみろ。



―――跡形も無く潰すぞ。」


俺は女子三人に近付きそう言った。

女子はひっ―…と声を上げ廊下を走って逃げようとする。

逃げる手を一つ適当に掴みあげ、耳元に口を持っていく。


「……お前、どうやって男たちに情報を渡したんだ?」


運がよく、口が軽いだろう春という女だった。
春はカタカタと震えながらも首を振り、言わない、という意思表示をする。


「…言えよ。じゃないと……」



このか細い腕をへし折るぞ。



そう脅すと春は「…メガミっていう名前の出会い系サイト…良いでしょ?言ったんだから…離してよ…」そう言って、緩くした俺の手から逃れるように逃げ去った。


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