善悪の境界線
「ずばり、悪魔と戦って欲しいの。」
…………………………な、ええええ。
「………いきなりね…そ、そんなの、あなたたち天使がやればいいんじゃない?」
そんなこと、私みたいな非力な人間より、熟練の天使がやるべきでしょう?私に何を求めてるのよ……。
「うーん…….簡潔に順を追って説明するわね。」
うん、ありがたいわ。そう言って、一呼吸おいてから、夏期は語り出した。
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