善悪の境界線
「誰もが天界に来ることができた……それは、人間が誕生する前まで。ではなぜ、人間が誕生してからはダメになったか。……それは、人間が感情をもつ生き物だったから。天界にきた人間は、良い人も悪い人もいるでしょう。本当に良い人が、悪い人が来たことを、生まれ変れて、良い優遇にいることを良しとするわけがないのよ。そして、天界にきた人間同士が争いを始める。そして……考えたこともなかった、天界で、また死ぬということが起きてしまったの。だから、魔界ができた。そして悪い人はそこに行くことになったわけだけど…でも、一生そこにいるっていうのは、天界的にもめんどくさいのね。だから、天界にいった人間が生まれ変わったら、魔界の人も生まれ変われるという仕組みになったの。」
………なるほどね、良い仕組みじゃない。
「………でも、人間なんて1秒に何億人も死んでるじゃない?魔界に順番なんて回ってくるわけ?」
またも夏期がニヤッとする。
「………その通り。魔界に順番回してる暇なんてないのよ。だから、魔界に堕ちた人間は荒れに荒れ、幽霊と化すか、そこで争いを起こしてしまった。……争いを起こさせないためにつくった世界でも争いが起き、それを改善する方法は単純ではなく天使は困ってしまった。」
……………そういうこと。………あれ、でも。
「………ということは、悪魔って魔界に住んでる人じゃなくて、天使と同じように魔界の番人ってこと……?」
冬期に目線を移すと、すごく驚いていた。
「せ、青藍ちゃん…すごすぎ…」
夏期も呆気にとられていた。
「………そうね、こんな人間、そんなにいないわ。………続けるわね。」
………なるほどね、良い仕組みじゃない。
「………でも、人間なんて1秒に何億人も死んでるじゃない?魔界に順番なんて回ってくるわけ?」
またも夏期がニヤッとする。
「………その通り。魔界に順番回してる暇なんてないのよ。だから、魔界に堕ちた人間は荒れに荒れ、幽霊と化すか、そこで争いを起こしてしまった。……争いを起こさせないためにつくった世界でも争いが起き、それを改善する方法は単純ではなく天使は困ってしまった。」
……………そういうこと。………あれ、でも。
「………ということは、悪魔って魔界に住んでる人じゃなくて、天使と同じように魔界の番人ってこと……?」
冬期に目線を移すと、すごく驚いていた。
「せ、青藍ちゃん…すごすぎ…」
夏期も呆気にとられていた。
「………そうね、こんな人間、そんなにいないわ。………続けるわね。」