善悪の境界線
へぇ……なんか、すごい。…でも、夏期が言ってた大切なことって、これ?
「大切なことって、このこと?」
「いいえ、違うわ。」
だよね。契約規約がドラゴンの形が変わる、なんてどうでもいいことなわけないか。
「今度は、その模様に触れながら、武器をイメージして。そうね…剣なんかがいいかしら。」
え。わ、私が自分で出すの…?
これも、とりあえずやってみる。剣、剣…と。
ポンッ
気づくと、私は手に剣を持っていた。柄と刃の間に羽と、宝石がついている。この宝石って、変身すると同時になくなった、あの宝石!?
「………これ…」
「……これが、今からあなたの武器よ。それはいいとして、この宝石。……この宝石は、あなたの命に直通しているの。」
………これが、大切なこと?だよね。つ、つまりは…
「これが破壊されれば、私は死ぬ…?」
恐る恐る聞く。すると、夏樹は静かに頷いた。
「ええ。その代わり、あなた自身が大怪我を負っても宝石が無事なら大丈夫ってこと。ちゃんと戦いが終わったら身体を戻すから安心して。」
………ちゃんと、契約規約よんどくんだった……。
でも、終わってしまったことはしょうがないよね。
「………分かったわ。オーケー、同意よ。っていうかもうそれしか選択肢ないしね。」
私はため息をついて、でもまっすぐな瞳で夏期に言った。
「大切なことって、このこと?」
「いいえ、違うわ。」
だよね。契約規約がドラゴンの形が変わる、なんてどうでもいいことなわけないか。
「今度は、その模様に触れながら、武器をイメージして。そうね…剣なんかがいいかしら。」
え。わ、私が自分で出すの…?
これも、とりあえずやってみる。剣、剣…と。
ポンッ
気づくと、私は手に剣を持っていた。柄と刃の間に羽と、宝石がついている。この宝石って、変身すると同時になくなった、あの宝石!?
「………これ…」
「……これが、今からあなたの武器よ。それはいいとして、この宝石。……この宝石は、あなたの命に直通しているの。」
………これが、大切なこと?だよね。つ、つまりは…
「これが破壊されれば、私は死ぬ…?」
恐る恐る聞く。すると、夏樹は静かに頷いた。
「ええ。その代わり、あなた自身が大怪我を負っても宝石が無事なら大丈夫ってこと。ちゃんと戦いが終わったら身体を戻すから安心して。」
………ちゃんと、契約規約よんどくんだった……。
でも、終わってしまったことはしょうがないよね。
「………分かったわ。オーケー、同意よ。っていうかもうそれしか選択肢ないしね。」
私はため息をついて、でもまっすぐな瞳で夏期に言った。