善悪の境界線
「クリスティアが大きくなったり小さくなったりするのには意味があるの?」
私は色々質問をする。
まとめると、こういうことらしい。
①Q.クリスティアが大きくなったり小さくなったりするのには意味があるのか?
A.クリスティアが大きくなることで、結界が開けて戦いやすくなる。そして、いざというときの最終手段として助けてもらえる。守護神とは基本的に一緒にいるものだから家にも一緒に帰る。その時小さい方が都合がいい。
②Q.どうしてクリスティアは最終手段なの?
A.悪魔との契約上基本的に“人間を使って”ということだから。
③Q.人間の姿に戻ったら、宝石が手に落ちてきたんだけど、どうすればいいの?
A.自己管理。管理には十分注意して。
④Q.戦う相手は悪魔側の人間自身?だとしたら殺すの?
A.悪魔側の人間は猛獣をつかうはずだから自身ではない。だが猛獣に宝石が組み込まれているので、猛獣を倒せば死ぬ。気に病むことはない。
などなど。
「これで大体わかったかなー?」
冬期に聞かれる。
「………ん、まぁ大体。」
そういうと、冬期と夏期がハイタッチをした。
「第……2の天使、ブルーエンジェル、青藍誕生!!!!」
あ、そ、そういうことがしたかったのね。で、でもなんで今どもったの?……言いかけて、やめた。天使なんてスケールの大きなことなら、たくさん秘密や問題はあるだろう。私なんかが突っ込んではいけない。………あ、でも。
「あえて空気読めないこというね?」
一応許可は取っておく。
「ん?なーに?」
「さっき言ってたリアン、くうって、なんのこと?」
私がきくと夏期と冬期はニヤッとした。
「………知りたい?」
「………え、ええ…?」
私は2人の様子に怖気付く。けど、尻込む時間がもったいない。
「………じゃあ、ついてきて。」
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