善悪の境界線
しーん…
教室の空気が凍る。
私はだまって着席。
…おい、担任。なんとかしてよ…あんたの仕事でしょ…。
そう思った矢先、急に隣の男の子が声を上げた。
「よろしくーっ!じゃあ、次は九番!だよな、先生?」
すると呆気にとられていた先生がハッとして、笑顔を作った。
「よし、そうだな!九番、起立!」
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