漆黒の薔薇
それから凪沙の声&音楽と戦いながら5分
やっとH.Rの始めるチャイムがなった
すると――――
ブンブンッ!!!!
ブブブブンッ!!!!
そんな爆音と共に
「ねえねえ!あれ黒月じゃない?!
あの噂ほんとうだったんだ!!」
「は?まじで?!」
「おい、皆黒月の人たちが歩いてるぜ
!」
最初の女子の一言で、クラスの皆は窓に近づき、我先にと押しあいながら外を見ている
しかも、他のクラスもだ
私はなんのことかさっぱり分からなかった
黒月
初めて聞いた
いや、まてよ
確か弟が―――
『ねぇちゃん!黒月の人たちが入学してるってまじ?!』
『…誰それ』
『は?!ねぇちゃん黒月しらねぇの?!』
『知らない』
『黒月って言うのは、暴走族で…――』
そうそう、暴走族…
って、暴走族?!
え、あの暴走族?
小説とか漫画に出てくるあの?
あー、もう凪沙は――
凪沙はボーゼンとしている
私はチラッと窓の方をみた
あ、見えた!――ってわけでもなく
私と凪沙以外、皆窓の方に行ってるので隙間などなかった
そんな状態で、黒月の人たちが見えるはずもない
やっとH.Rの始めるチャイムがなった
すると――――
ブンブンッ!!!!
ブブブブンッ!!!!
そんな爆音と共に
「ねえねえ!あれ黒月じゃない?!
あの噂ほんとうだったんだ!!」
「は?まじで?!」
「おい、皆黒月の人たちが歩いてるぜ
!」
最初の女子の一言で、クラスの皆は窓に近づき、我先にと押しあいながら外を見ている
しかも、他のクラスもだ
私はなんのことかさっぱり分からなかった
黒月
初めて聞いた
いや、まてよ
確か弟が―――
『ねぇちゃん!黒月の人たちが入学してるってまじ?!』
『…誰それ』
『は?!ねぇちゃん黒月しらねぇの?!』
『知らない』
『黒月って言うのは、暴走族で…――』
そうそう、暴走族…
って、暴走族?!
え、あの暴走族?
小説とか漫画に出てくるあの?
あー、もう凪沙は――
凪沙はボーゼンとしている
私はチラッと窓の方をみた
あ、見えた!――ってわけでもなく
私と凪沙以外、皆窓の方に行ってるので隙間などなかった
そんな状態で、黒月の人たちが見えるはずもない