猫足のバスタブ、愛の誓い



それは突然だった

その日は前日の大雨の名残で朝から町の空気は湿っていた
靄がかかったように町全体が白く見えた

お気に入りの白いコートを着て、ちょっとそこのコンビニまで公共料金の支払いに出かけた美樹さん


警察からの電話をとり着の身着のまま部屋を飛び出したどり着いた病院の1室

パイプベッドの上で真っ白なシーツに包まれて眠っていた


顔に白い布で覆って





私の後ろ

部屋の入口では彼がただ立ち尽くしているのがわかった




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