猫足のバスタブ、愛の誓い






私が落ち着いたのを見計らって彼が立ち上がる

暫くして浴室の方からバスタブにお湯を溜める音が聞こえだした



そういえば雨に濡れて帰ったせいかまだ熱の目頭と裏腹に身体は冷えきっていた


風呂、溜まったら入れよ




彼は言い残して部屋を後にした








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