【企&短】失恋サンタクロース
「月風にはこれで、来夢にはこれ!」
なんだろう??
袋の中から出てきたのは赤いマフラー。
「か、可愛い!!ありがとう!!!」
赤色が大好きだということを覚えてくれたんだね。
そんなことが嬉しくて嬉しくて堪らない。
一方来夢は言葉を失っていて、その代わりにキラキラと目を輝かせていた。
来夢の手には、以前昴くんが使っていたお財布と同じ種類の長財布。
小さい時から昴くんに憧れていたから、すんごく嬉しいのだろう。
「ありがとう…これは俺から」
そう言って今度は来夢が昴くんにプレゼントを渡した。