【企&短】失恋サンタクロース
「…それ俺からのプレゼント」
「プレゼント?」
自分の胸元を見れば、ハート型の可愛いネックレスが小さく輝いていた。
「…昴くんじゃなくて、俺のこともちゃんと見てよ」
「来夢…?」
「月風の側に俺はずっといるから」
来夢の言葉は私の胸の内を軽くしてくれる。
「俺…ずっと月風のこと好きだった」
いきなり告げられて戸惑うしかない。
「だーかーらー」
来夢は私のほっぺをぶにゅっとつまみ、
「月風は笑ってるのが1番可愛いんだよ」
と言った。