二人の秘密。〜短編・学園LOVEstory①〜
「また、明日ね。」
君は僕に言った。
いつも僕は何も言わず
手を振るだけなのに
「うん。また明日。」
と、言っていた。
きっと、離れたくなかったんだ。
日に日に強くなっていく
恋の感情
そうじゃないはずなんだ。
恋とかそんな、
下世話な感情じゃない。
そう思い込んでいるのだろうか・・・。
時間と共に、感情が移り変わる。
僕にはこんな事は起きないと思っていた。
自分を見失いそうに成る程、
誰かに気持ちを動かされる。
恋って、
そう言うものなのか?
君が去っていく後ろ姿をいつまでも
見えなくなるまで追っていた。
明日の放課後。
とても待ち遠しい。
もっと君と一緒に居たい。