ある日の出来事
合成獣(キメラ)だ。知能が発達したやつらなんだ。」
「キメラ?キメラはダーグネスゴングの事か?」
「いや、ダーグネスゴングだけではなく、ケロベロスも地獄や天国の全モンスターがキメラだ。ダーグネスゴングやケロベロスは知能が高いものがいりゃあ、かけてるやつもいるけどね。」
「ケロベロスもダーグネスゴングも知能が高かったって事か?」
「ええ。そのどうりです。騙されて戦わされた子達もいるくらいだしな。」
「ケロベロスたちの事なの?」
「ええ。あの子達はボスを預かった言うことを聞けば返してやるとか言われたんだと思う。」
「ケロベロスたちとボスを会わせると泣いてるように見えるんだ。カードの声を聞く、感じてみると分かるんだ。」
空が言われたどうり、ケロベロスの子分とボスのカードを出して2つのカードは泣いてるように感じました。
「ちょっと散歩行こうか?」
「散歩ってとこまで行くんですか?」
「さっきの森なんだけど、気になる点があってね。今から、確認しに行きたいんだ。」
空たちは、ランタンを持ってダーグネスゴングたちと出会った場所までの間、空が気になる点で羽を見つけました。
「空。その羽は?」
「間違いない。優の羽だ。まだ闇に染まってないか。まだ粘っててね。優。」
「優さんは粘ってるって分かるんですか?」
「優の強さは手をかざせば分かる。」
みんなは、優の羽をかざすとかなり力と意志を感じました。
「すごい力と意志。」
「空と同じ力を感じる。」
「姉さんが優に言った言葉があったみたいで、それを守り続けてるのかも知れない。」
「言った言葉?」
「うん。優のお母さんになる空が来てくれるまで必ず耐えるんだよと言ったらしい。」
「へぇ〜。」
「574年ぶりに会うなぁ。」
「574年って昔の話だよね。」
「574年と言っても天国と地獄の時間がゆっくり進むが、地上は早い。兎と亀の話しと言ったら分かるかしら?」
「なるほど。574年は地上は雷のように早いが天国、地獄はゆっくり咲く花なんだな。」
「そう言ったところかしら。答えがわかったところで明日からキツイ旅と戦いが始まるが戻って私と姉さんにするか、このままにするかは、宿までゆっくり考えてね。」
「空は、空はこれで良いと思った事はあるんですか?キツイことや、辛いこともまちうけてるかも知れないんだよ。モンスターと戦うの怖くないの?」
「そりゃあ怖いね。でも弱肉強食の世界なってるけど、できるなら共存をできるようにしたい。その夢があるかぎり戦い続けて行くわ。」
「夢があるの?」
「もちろんありますよ。私にとって大きい夢があるのよ。」
「世界を救うの他にあるの?」
「使命じゃなく。夢。みんなと優も含めて全ての世界を旅をするのが些細な夢かも知れないけど私は、最近できた大きな夢なの。でも今の仕事が終わらないと夢も語れないと思ってましたのよ。」
「俺らもその夢に便乗させてくれよ。」
「みんなは、良いの?儚い夢を便乗をしても?」
「確かに儚い夢だ。でも希望も夢も見いだせないが空は今、提示をしてくれた。だから、俺らにも希望も夢も持てるようなちゃんとした夢にみんなで追いかけようぜ。空。」
空の心に感じたものは目に見えない絆が芽生え始めたと言うことと、夢を持てる仲間ができて嬉しそうな顔をして泊まってる宿に戻りみんなは空に兄弟のことをどうしたいかを話をしてみんなの気持ちは空と同じようにようにすることにして5分で空と同じ姿になりました。
「本当に良かったの?私と同じようにして?」
「うん。空ばっかり戦わせるわけにいきませんわ。」
「そうそう。空が居なくなるとリーダーと料理人がいなくなる。」
「美味しいアップルパイもマフィンが食べれなくなるのは嫌だしな。」
「そうさ。仕事が終わったら、打ち明けはアップルパイとマフィンにコーヒーに紅茶にビールで乾杯したいものだな。」
「それは賛成だね。料理好きで良かったと思うこともあるんだ。」
「あったな。親が旅行で何日か帰って来ない日があったな。」
「そちらも?私もよ。」
「私たちみんなの両親は自分の子供の事より世間を気にしない?」
「かなり気にしてるかも。私たちは私たちでいたいのにね。」
「そうそう。私たちは私たちのやり方で良いんじゃない。ずうとさぁ。」
「そうそう。16〜18なのにやりたいこともやれないのが酷だよな。」
「みんな、良い顔をしてるな。」
「えっ?そうかな。」
「ええ。久々に見る笑顔だね。仲間意識が深まるわね。」
「空がいてくれくれるからなんでも話せるんだよ。空に感謝だね。」
「空は勉強も料理がてきるんですね。」
「どうして出来るんですか?」
「条件付きで料理と掃除をやらせてもらう事ができたのよね。」
「まさか…トップにならないとやらせてくれないとか?」
「うん。そのどうりです。」
「どうやってトップにたてるわけだ?」
「予習、復習を念入りにやっていたからかな。」
「いやいや、嘘だろ。」
「じゃあ、みんなは、どうやって2位まで上り詰めたの?」
「塾とか行ってたりとかしてたな。空は塾とか行ってなかったけ?」
「ないない。学校、塾、家までそれぞれ距離があるし、時間を有効に使いたいから、行かないし家に先生がいるから行かなくても済むし。」
「へっ?」
「うちの父さんが蝶蘭大学教授だもん。予習復習も全て父さんが教えてくれるから、トップでいられるし。開いた口が閉じれてないわね。」
「蝶蘭大学教授…五本指に入る大学の教授なん?」
「代々蝶蘭学校に行っていて学校の先生になるのが決まりになってるけど。」
「空の妹の茜ちゃんも蝶蘭中学校だったよね?」
「うん。茜もトップを取ってるよ。」
「宮沢家は恐るべし。」
「何か言った?」
「何も言ってませんが。」
「ならいいんですか。」
空以外のみんなは、空に逆らうことしないと違った瞬間でもあった。
一晩、みんなは喋りを楽しんでそのまま眠りついてしまいました。
朝みんなは、朝食後に街の方々に挨拶をして出発をしました。
「これから野宿になるの?」
「街や村の間は距離があるうえにモンスターがとこから、出てくるかわからないが、この草の匂いも森林浴もしながら、作戦を立てていこう。」
「時間が無いと思うんだけどあるのか?」
「休憩時にみんなで料理と方付けを役割分担を早くやれば食事や組手の時間をすこしは余分にとれる。その時間をいかに有意義に使うか、いかに地上の人たち、優を助けるか真の敵に勝つかと考えないと行けないと思うんだ。」
「真の敵?」
「うん。姉さんの記憶や感覚に比べて変な感じなの。先人の知恵とか戦い方を学ぼうと思うんだ。」
「それじゃあ意味が無いよ。」
「甘いわ。本当に甘いわ。」
「えっ?」
「先人の知恵や戦い方を学ぶイコール学んだことをいかにうまく利用をするか、進化をさせるかだ。先人の技と私たちが使える技を組み合わせればコンビネーションの可能性は無限大なの。」
「ストップ。空。ストップ、ストップ。コンビネーションはイメージをわかりやすくして。」
「難しい話をしちゃったかな。やりながら説明をするね。水、炎、雷を使った技をコンビネーションでやるね。姉さんは水、炎、雷をその時その時に使い分けていたけど、いかにコンビネーションをやるかをだな。」
空は沢山の水玉を空中に出して水玉が湯気に変わった瞬間に空の剣が雷が真ん中の木に次々と当たり、木は黒くなり空の剣を鞘に納めました。
「これが、コンビネーションだよ。わかった?」
「なるほど。そうゆう風にやりながら戦い方をするのか。」
「パーティー同士のコンビネーションだって、パーティー同士の絆や息を合わせなければ自分たちのダメージを受けて繋がっていたパーティーがバラバラになるのが問題なのよ。」
「だったら、ダメージを受けてもいかに絆を深めていくかだね。」
「そうそう。私は、魔法は上手では無いけど、それなりに頑張るわ。」
「ミランダは自信が無いだけ。自信と勇気を持って行けば出来るよ。」
「空、本当?」
「うん。天国からここに飛ばす自信はあった?」
「うん。あった。でも送ることは自信はあったけど、こっちに来てから、怖いの。」
「魔女の村のマジョルクの里に帰るのが怖いの?」
「!?」
「やっぱり。」
「空は知ってるの?」
「ミランダは元々はこっちに暮らしていた子なんだ。ミランダが過去を話しても良いなら、話すけどどうする?」
「私は、…その話をしたくない。…空…私の変わりに話してほしい。」
「良いけど、ミランダ。私たちのパーティーであり、友達なんだからそれを忘れないでほしい。ねえ。みんな。」
「そうよ。ミランダ。私たちはもう、仲間であり、友達だよ。自信を持ってよ。」
みんなは、ミランダの手を取り微笑んでくれた。
ミランダの目から、大粒の涙がなかれ落ちました。
「ミランダの暮らしていたマジョルクの里は魔法が使えて自信が溢れてる里なんだけど。ミランダは魔法はとびきり上手なんだけど、内気で自信がない子なんだ。」
「自信が溢れてるって事は競いあってたわけね。」
「そう。しかし、内気で自信がない子は有益にならないから、村から追い出されたと同時に神様に助けてくれたからこそここに来たのよね?」
「うん。私は、みんなの力になるように頑張るから。」
「無理したら怒るからね。」
「うん。」
「マジョルクの里はどこにあるの?」
「ここから100キロあるかな。」
「マジョルクの里は蜃気楼の様に森と同化しているから、見つけるのはちょっと難しいかも知れないけど、見つけ方はえーと。」
「同化しているって言っても一瞬の隙があるはずよね?そこを突けば良いんじゃないかしら?」
「一瞬の隙が無い里だ。」
「じゃあ、どうすれば良いんだよ?」
「魔女のミランダか、契約したチームのリーダーの私がその守りを壊すしか方法しかありません。みんなも僅かだけど見えると思うよ。」
「なんでですか?」
「信頼の証に手の甲を見て。錬成陣があるのよ。」
空の右手を胸のところまで上げると手の甲に錬成陣があり、みんなも手の甲を見ると錬成陣がありました。
「ミランダ。ありがとう。」
「私たちは友達で良いんだよね?」
「もちろんだよ。友達として楽しいことも辛いことも友達、仲間で乗りこえていこう。」
「うん。」
「自信が戻ったようね。マジョルクのやつらがミランダの事をなんと言ようともミランダはミランダ。だよねみんな?」
「そうそう。そうじゃなきゃここにいないし、離れて作業をするし。」
「みんな。…ありがとう。」
「よーし。みんなで優とソウルデビルを会うダメに出発。」
「おうよ。」
次の街へ出発しました。
次の街に行くのに次々と沢山のモンスターを次々と倒しカードをGETをして次の街の近くに着きました。
「次の街はなんだっけ?」
「次の街は賑やかなラックルに比べて静で、何もない村だけど、574年前に事件を起こした人が暮らしている。ムール村だね。」
「空。今回の事件はそいつのそいつのせいじゃねーの。」
「祐司、簡単に決めつけるんじゃない。」
「だったら、なんなんだ。空は知ってるのか?」
「それは知らんよ。ラックルで噂を耳にした。行方不明になってる人や、操られ消息を立つものが多発してると聞いたもんで調べたら、ラックルは17人位は行方不明、操られて消息を立つものがいる。」
「そんなにいるの?」
「おいおい、1人で調べたのかい?」
「街のお偉いさんを問い詰めたら知ってる事を全て吐いたよ。」
「それで?」
「全て同じ事を言ってたがミュードルズの仲間に入りたい、配下になりたいとか言ってたらしいことがわかった。」
「ミュードルズ?初耳だな。」
「話からして最近発足したんだろうな。ミュードルズは誰も知られていないんだから。」
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