ある日の出来事
「分かりました。やります。先に自己紹介をやりますか?」
「新しい友人と仲間として、深めていきたいからな。」
みんなは自己紹介したあとに紅矢と憂の親が空だと聞いたあとみんなは驚いてました。
「紅矢さんと優さんは空の息子?」
「義理の息子。訳ありだかな。」
「訳あり?」
「あるなら、隠さずに話してくれよ。仲間だろ。」
空は大きくため息を吐いた後、話を始めました。
「紅矢。話してもいいのか?」
「話しても良いよ。」
「紅矢と優は昔の2組ダチ夫婦忘れ形見さ。紅矢は神様に預けていて優は姉のジャンヌのチームに地獄まで着いていって地獄に封印をされてしまった。」
「なぁ、2組の夫婦は?」
「地獄のイゴロク遺跡の中に鎖で封印されてるはずだか。」
「なんで地獄のイゴロクに封印されたんだ?」
「ゼウス様の怒りを触れたことによるものだと考えている。そうではなければ、地獄のイゴロクに封印はされないかと思うが。こんな聞きづらいしな。」
「どうなされた。」
「いや、別に…なんでもないです。」
「なんでもないわけだろうが。話してみなさい。」
「は、はい。紅矢と優の両親は地獄のイゴロク遺跡に鎖で封印されていると聞いてるんですか、なんで地獄のイゴロク遺跡に封印されたんだろうかと話しになり、困っていたところでして。」
「空の考えは?」
「私の考えは神のゼウス様の怒りを触れた事による地獄のイゴロク遺跡に鎖に封印されたと考えてます。でなければゼウス様はお怒りはならないと思いますし、それ以上深く考えたら我らの命と体が危うくなりますんでどう止めようかと考えてました。」
「空のその考えは正しい。」
「はい?」
「いやな、紅矢と優の両親は空の考えは正しいんだ。」
「しかし、全てを話しても大丈夫なんですか?」
「ああ。空だって気になってるんだろう?」
「まあ。気になっていても聞いてはダメだと思っていた、聞いたら、関係が崩れてしまうと思うから聞かないようとしていました。」
「なるほどな。こうなってしまったのはこの私のせいなんだ。」
「どうゆうことなんですか?」
「空はジャンヌの記憶で知ってると思うが、地獄に行く3ヶ月前に起きた事件なんだ。」
「地獄に出発したのは、今から574年前の1433年の7月に地獄に向かったとされてるから、4月の半ばに執行された事になる。計算をしても紅矢も優の年齢が会わなくなる。」
「確かに会わないと思うが、2人が卵で見つかり、産まれたのがかれらなんだ。」
「天使たちは卵で産まれるのか?」
「いや、人間と一緒だ。」
「じゃあ、なんで卵で産まれるんだ?」
「両親は子供が欲しかったしかし、妊娠することがなく、叶うことが無かったから、禁忌にされているムトロクの卵を使ったんだろう。」
「ムトロクの卵って何?」
「ムトロクというドラゴンなんだ。希少のドラゴンなんだ。ムトロクの卵はさらに貴重なんだ。何百年に一回しか産まないんだ。」
「禁忌とムトロクは関係ないんじないか?」
「いや、おおいにある。ムトロクの数が数百体しかいない、戦うドラゴン種族なんだ。絶命しては困る種族で有名だから、禁忌としたんだ。」
「ムトロクの事は知っていたんだな。」
「さっき、ムトロクの子供を助けて来たんですよ。」
「本当か?」
「ええ。泣きながら、お礼を言われましたよ。子供は大人びた目をしていて、戦う覚悟をした子供でした。それより儀式を始めませんか?ムトロクの子供に後で会いに行くって約束をしてしまいましたので。」
「そこまで約束をしていたとはな。」
「円らな瞳で来てくださいと言ってくださりましたので。」
「ならば早くやるべきだな。空。紅矢。2人で仲間を案内をしなさい。」
「「はっ。お任せください。皆さん。こちらへどうぞ。」」
「お、おう。」
みんなも部屋に行きました。
「なあ。空。」
「どうしたの?」
「空は仕事になると顔がそんなに変わるんだ?それに、神様にそんなに忠実にやるんだ?」
「神様に逆らえば逆らった者は地獄に行く決まりだが、私たちは生者は死んでない。地獄にも天国に行く前に消されるぞ。」
「それだけは嫌だ。」
「だったら、逆らわないことだよ。わかった?」
「わかったよ。」
「香織はそこの部屋。栄二は奥の部屋で、安藤は奥の右一番目、笹沼は奥の左一番目、岡本は左奥から二番目、高垣は右の入口の部屋。毛利は、その部屋、直人は三番目の部屋、多田は直人の反対側の部屋ね。ではいってらしゃい。」
「おう。」
みんなは、部屋に入りしばらくしてから、パートナーを連れて出てきました。
「空。これで良いんだろうか?」
「できてる。上出来じゃない。さすが、エリートさんたちは一味違うね。」
「そ、空。ほ、誉めすぎって〜。」
「あのさ、くねくねダンスをするの止めてくれない?」
「だって、誉めてくれりゃ、こうなるでしょう。」
「罵ってあげようか?そうすりゃあ治るか?」
「それは一番嫌だ。なんでそうなるんたよ。」
「他から見て、おかしい話だろう。だから、気を付けなさいな。」
「空。ありがとうな。」
「とういだしまして。」
「なぁ、ムトロクって会えるのか?」
「彼らは警戒心強いから会ってくれるか分からないんだよなぁ。取り合えずここを出よう。」
みんなで、神様がいる部屋に行くとムトロクがいました。
「ムーンバース。…ムーンバース。どうしたの?後で行くって言ったじゃない。」
「お母さんと喧嘩した。」
「人間と仲良くすることが許せないって言ってたの?」
「違うよ。戦うドラゴン種族なのに戦うの嫌ってるって言う、喧嘩した。僕のことが嫌いなのかな?」
「違うよ。」
「えっ?」
空はムーンバースの目線を合わせました。
「ムーンバースの事を心配をして言ってるんじゃないかな。」
「空。空はチームって組んでる?」
「えっ?ええ。組んでるわよ。マリンバーズって名前で。」
「僕の覚悟でマリンバーズに入れてください。後、お母さんの溝が深くなりそうだから、仲直りしたい。空の力を借りたい。ダメ?」
「はぁ。マリンバーズの仲間にするかは仲間に相談するから、その前にお母さんと仲直りしに行こうね。」
「うん。」
「空。」
「何?」
「その子は俺らの仲間になりたいと言ってるが、連れて行っても大丈夫なのか?」
「そこら辺の事は私に任せといて。この子を仲間にするかを考えることが先だ。」
「空。その子は俺らの仲間にしてあげよーぜ。そんなもってたくましくなった姿を見せてあげよーぜ。」
「この子を虐めたら、私の責任になるんだからね。」
「そんなことはしないし。そんなことより行ってこいよ。」
「ありがとう。ムーンバース。行こうか?」
「うん。」
「みんなは、ここで待っててくれる?」
「近くまで行かせてくれ!」
「さっき言ったどうり、警戒心強いムトロクで危険だ。私もムーンバースの側にいてピリピリしていだら、離れたところに居てくれるなら、良いわよ。」
「わかったよ。」
空たちは、ムトロクがいるエリアの近くまで行きました。
「この先がムトロクの巣だよ。ここから、先は危険だから見ててね。」
「そ、空は行っても大丈夫なのか?」
「ええ。ムーンバースのおかげで仲良くなったけど。」
「そこにいるのは誰だ?出てこい。」
「あら。バレたようね。みんなは、ここで見てるように。ムーンバース行こう。」
「うん。」
ムトロクの巣の中に入って行きました。
「ムーンバース。また、空さんに迷惑をかけるなんで。空さん。またご迷惑をおかけまして、申し訳ありません。この子ったら、最強ドラゴン種族の一族なんだ。僕もたたかうんだと行って聞かないんですよ。」
「私が聞いたのは人間と仲良くするのは反対だと聞きましたけど。」
「困った息子が迷惑をかけるなんで。申し訳ないわ。」
「お母さんと村のみんなの意見を聞かせてくれませんか?」
「えっ?」
「私もこうみえて、2人の息子がいるんですよ。」
「空さんもママともだね。」
「まぁ。嬉しい。子供の幸せを願わない親はいないですよね。」
「そうそう。わかります。しかし、あの子はどうしたいのか言わないのよね。」
「ムーンバースはどうしたいか決まってるらしいですよ。ねっ。ムーンバース。」
「そうなの?ムーンバース。」
「ムーンバース。どうしたいか言ってごらん。」
「僕は…僕は空さんのところで勉強したいっていうか、仲間に入れてもらいそこで学びたい。」
「ムーンバース…。空さん。こんな息子ですか、よろしくお願いいたします。」
「分かりました。」
「そこにいる人たち出てきなさい。」
「もう良いよ。来ても良いよ。」
「はーい。」
みんなは、空のところに来ました。
「ムーンバースのお母さん、皆さん。このかたたちは私の仲間です。このメンバーで地上が3日後に地獄に連れ去られてしまう事件が起きます。我らチームは3日後に地獄に向かいます。ムーンバース。地獄は危険で、戦うことが多くなるがあなたはそれでも私の仲間になり旅をしますか?決める権利があるのは、わかってますよね?」
「うん。それでも、僕は空さんのところに居させてください。お願いします。」
「分かったよ。3日後の朝、神様の神殿前に集合をするのはどうですか?」
「分かりました。それまでに用を済ませます。」
「ムーンバースは良い子ですね?」
「ありがとう。」
「空さん。息子をよろしくお願いいたします。」
「お子様をお預かりします。みんな。神様のところに戻るよ。」
「おう。」
みんなで、神様のところに戻るとお酒が人数分有りました。
「これは?」
「甘酒だ。チーム結成祝いだ。飲んでくれ。」
「はい。」
みんなで、甘酒を一口飲むと空以外のみんなは、苦く不味そうな顔をしました。
「あれ本格的の酒を飲むのは初めてか?」
「私以外はそうみたいですね。」
「空は飲みなれてるな。」
「美味しいかったですわ。」
「美味しそうによく飲めるな。」
「地上で飲んでいた、飲みなれていたから。」
「いつからだ?」
「去年の誕生日だから、4月から飲み始めたけど。」
「地上の法律は二十歳からだろう?」
「そうだよ。うちの甘酒は酒粕から作っていたのを飲んでいたし。」
「3日間の夜のご予定は?」
「特に無いかと。」
「晩餐会を行おうと思うが、いかがでしょうか?」
「晩餐会…って良いんですか?見知らずの私らが参加をしても。」
「ああ。クリスマスの3日間だ。次の日に出発だろう。ぜひ参加をして行きなさい。」
「は、はぁ。」
「何が不服でもあるのかい?」
「神様の晩餐会に参加ができるのは誠に嬉しいことなんですか、出発が来月だと思っていました。しかし、3日後に出発だと予想ができてなくで。私が驚きを未だに隠せなくて。」
「なるほどな。それでも空は切り替えはもうできておるだろ。」
「はい。できてます。」
「3日間の晩餐会に戦士たちも参加をする。そこで情報をいれるのにちょうど良いはずだ。」
「なるほど。戦士の心得を得るにもちょうと良いってことか。」
「そう決まれば3日間にやることをやるように。」
「はい。」
「空さん。ちょっと良いか?」
「はい。なんでしょうか?」
「本当にお酒を飲めるのか?」
「それはどうゆうことでしょうか?」
「3日間はお酒が振る舞われる上に酒好きの戦士が集まる。それはわかってな?」
「はい。お酒は私に任せてください。」
「頼んだぞ。」
「はい。みんな。行こうか。」
「お、おう。」
みんなで、外に出て、みんなの部屋を教えた後、買い物に行きました。
「ここの街はなんでもあるのね。」
「まあね。3日間の朝昼をまとめ買いするだけだし。」
「待った。お金は?」
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