終わらない闇
僅かな月明かりだけが頼りだが、生い茂る木々に阻まれ、真っ暗で。
生きているもののほとんどが、眠っているはずの時間。
女性の悲鳴と共に、ガザガザと何かに追い立てられ、逃げるように走る足音が響く。
それに驚き、息を潜めて眠っていた動物達が逃げて行く。
静まり返っていた夜の森が、一変して、ザワザワと恐怖と驚愕で動くもの達の音で賑やかになっていく。
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