終わらない闇

「お願い、立って!」
どうしても立ち上がる事が出来ない。
ふと。
風が女性の頬を撫でた。
今の今まで、無風だった筈なのに。
「え……?」
奇妙な予感。
ゆっくりと振り返った先には。

ーー"闇"がいた。

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