★MyHomeの秘密★♪
「………やっぱいい。」
あたしから聞いといて勝手すぎるけど。
聞きたくない――…
勇紀は戸惑った顔をしてあたしを見る。それがちょっと居心地が悪かった。
「…見に行くんだから、頑張ってよねッ!!1回でもゴール決まんなかったら、ソッコー帰るからっ!」
だからあたしはごまかすことにした。
「はっ!?なんだよそれっ!!」
「一回ゴール決めればいいんだから簡単でしょ!!」
「おまっ…分かってねぇなあ!!サッカーってのは、そんな甘いもんじゃねぇんだよっ!」
「そんなのあたしに分かるわけないじゃんっ。やっぱり勇紀には無理よねー」
「出来るよっ!!」
そういった真剣な眼差しが、あたしには痛かった。