★MyHomeの秘密★♪
「…お母さん達に言われたあの日から、なんか今までと違うの……」
凌兄は優しかったりするし、
勇紀は変なこと言い出すし。
2人とも、なんか違う…。
「……そっか…」
冬兎は小さく呟いた。
「栞はそれが嫌?今まで通りがいいの?」
あたしは小さく頷いた。
今まで通りがいい。
兄弟として、楽しくやっていきたい。ずっと。
「……それはもう無理だよ…」
「えっ?」
もう無理…?どうして?
「今まで通りなんて出来ないよ」
「なんで?どうして?」
あたしは不意に泣きそうになる。目にだんだんと涙が溜まっていく。