★MyHomeの秘密★♪
「おいっ!」
2階の窓から、凌兄の声がした。
「何!?」
慌てていて、ぶっちゃけ今声掛けないでよ!と思いながら返事をしたあたしに、凌兄は意外なことを言った。
「送ってくか?」
えっ………
「いいのっ!?」
「待ってろ。すぐ行く」
まーぢーでー??
うわっ、ラッキー♪
凌兄は本当に、車のキーを持ってすぐに来た。
車庫から出し、直ぐさま助手席に飛び乗った。
(凌兄の気が変わったら困るからね!)
それにしても…
こんな奇跡もあるんだな。
今日は雪が降るのかな?
いや…でももしかして…なんか企んでる?
「…なんだよ。人の顔ジーィと見て」
「……凌兄。なんか企んでる?」
「は?」