★MyHomeの秘密★♪




ど、どうしましょーか…。



「栞。ごめん」

耳打ちしてきた友利亜に「うん…」と力なく答えながら、

がっくりと肩を落とすあたし。



もうあきらめるしかないのか…

そう思っていた時、目に入った。




「…友ー利亜♪」


いきなり立ち直ったあたしを奇妙そうに眺めながら、「…何?」と聞いてくる。



「やっぱ送ってく★友利亜ちゃんは可愛いもんね〜!一人じゃやっぱし危ない危ないっ♪」


言葉の割に嬉しそうなあたしを前に、友利亜は眉を寄せている。


「でも…」
『しーおーりー……?』



やっぱりやってきた!


待っていました、お母さんっ!




『栞?あんたそのまま友利亜ちゃん家に泊まってく気じゃないでしょうね?』



ちなみに訳すと、『あんた、さっきのことお母さんに話さない気じゃないでしょうね?』、である。



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