★MyHomeの秘密★♪
でもじっとしているのは苦手だ。
そっと凌兄の横顔を盗み見る。
やっぱり…近くで見ると綺麗だと思った。綺麗っていうのはしっくりこないけど、整ってる。
確かにモテるのも頷けるかもしれない。
でもそんなのがあたしを……?
「凌兄はさ、」
あたしが喋り始めると、運転しながら耳だけ傾けてくれる。
「認めたくはないけど…確かに顔はカッコイイし、背も高いし、なんでも出来て完璧なわけで………」
あたしは何を口走ってるんだろう?
「…来ないだだって凌兄が送ってくれたせいで大変な目に合ったし、今も時々そうだし、バレンタインすごいし、友利亜だって興味なかったはずなのに興味津々になっちゃうしっ、女引っ掛けるのかうまいわけで………」
「お前褒めてんのか?それとも、けなしてんのか?」
「つ、つまり!」