★MyHomeの秘密★♪
9HOME♪可愛い妹を守るのは誰だっ!?
「ねえ…ほんとになんなの?」
やったー!放課後になった!と思えば、勇紀が廊下ですでに待ってるし。
本当に冬兎もやってきたし。
一体なんなんだ…。
まるで監視されてるみたいだ。
「栞、荷物持つよ」
よいっしょっと、かけ直そうとした所を冬兎が取っていった。
「…ありがと」
「家出。何日ぐらいするつもりなの?」
戸惑いながらお礼をいうと、ワンクッション置いて冬兎が唐突に聞いて来た。
「え?あ、えーと…1週間くらいにすることにした…」
家出してやる!とかいいながら、結局そんだけと言うのは気恥ずかしい。自然と小声になる。
「…そっか。」
そう呟いてからは、冬兎はとくに話そうとはしなかった。
なんでそんなこと聞いたんだろう?