★MyHomeの秘密★♪




思わず目を見張った。
驚きすぎて、声も出ない。







「あ………凌兄」


隣で冷静に呟いた冬兎の声で、あたしは意識が戻った。




いつの間にか手に持っていたはずの靴が下に散らばっている。


な…ななんで…?
なんで来てるの?


あたしの心臓が、自分の感じた驚きよりも激しく動いている。




「お〜。そうきたかあー」


友利亜は驚いた様子があまりなく、むしろ知っていたような口ぶりだった。



「ゆっ、友利亜!?どういうことなのっ!?」



「…言ったでしょ?あんたの家は過保護だって」



い、いってたけど…
それがこれとどういう関係が?



凌兄は時々昇降口の方を見るので、反射的に隠れてしまう。


でも今の状況で見付かりたくないのが本音。



< 197 / 587 >

この作品をシェア

pagetop