★MyHomeの秘密★♪
思わず目を見張った。
驚きすぎて、声も出ない。
「あ………凌兄」
隣で冷静に呟いた冬兎の声で、あたしは意識が戻った。
いつの間にか手に持っていたはずの靴が下に散らばっている。
な…ななんで…?
なんで来てるの?
あたしの心臓が、自分の感じた驚きよりも激しく動いている。
「お〜。そうきたかあー」
友利亜は驚いた様子があまりなく、むしろ知っていたような口ぶりだった。
「ゆっ、友利亜!?どういうことなのっ!?」
「…言ったでしょ?あんたの家は過保護だって」
い、いってたけど…
それがこれとどういう関係が?
凌兄は時々昇降口の方を見るので、反射的に隠れてしまう。
でも今の状況で見付かりたくないのが本音。