★MyHomeの秘密★♪





「もう言っちゃえば?勇紀」


そう言った友利亜に黙って口をつぐんで、目を逸らす。



「どーせ、栞が昨日大袈裟にあたしん家に家出するなんて言い出しでもして、心配だったんでしょ?まったく変わらないわねー」



は?


「……別に…っ//」


勇紀は恥ずかしそうに眉を歪ませる。



「えっ…だって、昨日は…」


そんな素振り一度だって見せなかったじゃん!
と言おうとしたら、冬兎と目が合って冬兎は優しく笑った。


ま、マジですかい…っ…



じゃあ勇紀が朝から来てたのもそのせい?冬兎が来たのも…


凌兄が来てくれたのも―。



心臓が収まったかと思ったら、胸がきゅーっとなった。



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