★MyHomeの秘密★♪
『……仕方ねぇなあ…。今から行くのかよ?』
思わずぼーっとしてて、はっとした。
『……え…?…あっ!うんっ!!』
一瞬笑顔を見せた時。
顔が熱くなっていく気がした。
ホッと安心していた勇紀。
安心して…でも難しい顔をしていた冬兎。
ふぅ…と短いため息を吐いて笑っていてくれた友利亜。
あたしは、そんな3人の顔なんて視界にも入っていなかった。
奢ってくれるの?
素直に言えない可愛くないあたしの言葉を、聞き入れてくれるの?
胸が高鳴っていくのを、押さえられない。