★MyHomeの秘密★♪
「美味しーーっ!!」
あたし今、幸せですっ!
スペシャルデラックスイチゴパフェを目の前に、あたしは一人でがっつく。
一人じゃ無理だからっ!なんて友利亜に言った自分なんか、今は遥か彼方のことだ。
「…あんた、もう少しゆっくり食べなさいよ…」
あたしを横目に見て、呆れたように呟く。
「友利亜も食べれば〜?どうせ凌兄の奢りなんだからっ★!」
「あのねえ…」
はいっ♪と一口差し出すと、
いいわよ…と言われたので自分の口へと運んだ。
「……俺も食いてぇー…」
目の前にさぞ欲しそうにしている勇紀がいる。
このあとの言葉は容易に想像できた。
「ひとく…」
「あげない!」
冬兎にならあげてもいいけど。
あたしはご機嫌で、にっこにっこで食べていた。