★MyHomeの秘密★♪



「美味しーーっ!!」


あたし今、幸せですっ!


スペシャルデラックスイチゴパフェを目の前に、あたしは一人でがっつく。

一人じゃ無理だからっ!なんて友利亜に言った自分なんか、今は遥か彼方のことだ。



「…あんた、もう少しゆっくり食べなさいよ…」


あたしを横目に見て、呆れたように呟く。


「友利亜も食べれば〜?どうせ凌兄の奢りなんだからっ★!」


「あのねえ…」


はいっ♪と一口差し出すと、
いいわよ…と言われたので自分の口へと運んだ。



「……俺も食いてぇー…」


目の前にさぞ欲しそうにしている勇紀がいる。
このあとの言葉は容易に想像できた。


「ひとく…」
「あげない!」


冬兎にならあげてもいいけど。

あたしはご機嫌で、にっこにっこで食べていた。



< 207 / 587 >

この作品をシェア

pagetop