★MyHomeの秘密★♪



「あっ!あいつ雛の腕掴みやがった!!」


雛は戸惑っていて、嫌がっているが離してもらえないようだ。



「あいつ〜っ!……勇紀ッ!!あんたあそこに出てって、『気安く触んじゃねえー!こいつは俺の女だっ!』って、あいつ一発殴って来いっ!!」


「あのなぁ…?一方的に殴ったらヤバイだろーがよ。しかも突然ってさ…」


「あたしが許すっっ!!」


勇紀と正面で向かいあって、行け行け!と指で促す。



そんなあたしに勇紀はため息をつく。
いつもと違って冷静な勇紀に少しカチンッとくる。



「だいたい彼女じゃなくて、妹だし……」

「もういいよっ!あたしが行くっ!!」


木の影から出て、ズンズンと雛たちへ向かって歩いた。


「はあ!?オイッ…っ!」



勇紀が引き止めるように呼んだけど、完全に無視。

まったく男のくせに…
意気地無し!



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