★MyHomeの秘密★♪
10HOME♪ぷりーずてるみーまいはーと!
勇紀達のところに戻ると、
あたしは友利亜のことを頑として離さなかった。
ずっとくっついて、
今日、あたしも友利亜ん家に連れてって。
そう…目で訴え続けていた。
「さっきパフェ、食べちゃったけどいい?」
わざとなのか、本気なのか、友利亜は気付いてくれなくて話題を変えてしまう。
首を縦に振る。
そんなのどうだっていいよ。
来た時みたいに、
車の助手席に……は座らなかった。
「雛前座りなよ〜♪景色いいよ★!」
わけのわかんないことを言ってあたしは後ろの席へと…
友利亜の隣へと座って動かなかった。
家出セットの鞄の手を、ぎゅっと握りしめていた。
「勇紀狭い!もっとあっち行ってよっ!」
「無理だっつーの!ここは定員3名までなんだよっ!」