★MyHomeの秘密★♪
「…ほ、本当に大丈夫だからっ…」
そんな顔に慣れていないあたしは、ドキマギしながらそっぽを向く。
心臓がまた自然と高鳴ってく。言うことを聞かない。
早く鳴り止め…!
音は全身から伝わってきて、凌兄にも聞こえてしまいそう。
「そうは見えねぇよ。熱…あるんじゃねぇか?」
そう言って伸ばして来た手を、あたしはパシッと振り払った。
あ…
慌てて顔を上げて凌兄を見ると、眉を歪めた顔が見えた。
「…っ大丈夫だからッ…」
付け足すように後から言った。
そうやって、言い逃れるしかなかった。
後悔で心の中が気持ち悪い。
「…ならいいけど。無理すんなよ、気分悪くなったらすぐ言え」
小さく頷いた。