★MyHomeの秘密★♪



「……なんで?なんでそう思ったの…?」


あたしはその時から、凌兄のことが好きだったのかな…。
あたしはその辺がいまいちよく分からないんだ。

でも、自分がよくわかんないのに、友利亜が分かるわけないし。


「……なんとなく?あたしもよく分からないのよねー。ただ勘でそう思ってただけ」


友利亜は何かを隠す風でもなく、本当にそう思っているようだった。
勘って…それ奥さん凄すぎますよ?

まあ、長い付き合いだし、やっぱり友利亜は、あたしのことをちゃんと分かってくれてるんだと思う。


ふぅ…すごいな。



「栞、あんた意外とヤキモチ焼きなのね。あたしの想像だと、“ヤキモチ?何それ?美味しいの?”って聞いてくるはずだったのに!」


にやりとした後、つまらなーいと口を尖んがらせた友利亜。

どんな想像だよ!ひどいなぁ!


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