★MyHomeの秘密★♪
「栞ー!」
あたしを呼んだのは、勇紀だった。
放課後になって、あたしは一人で廊下を歩いていた。
友利亜は委員会で、何度も謝られてた。あっさりしながらも、気にはしてくれていたらしい。
でも「大丈夫だよ」と答えておいた。
一人で考えごともしたかったから、ちょうど良かった。
しかし、空気の読めない奴に呼び止められたわけだ。
近づいてくる勇紀を、あたしは多分訝しげに勇紀を眺めていたと思う。
なぜなら…
「勇紀…あんた部活は?」
そ、万年サッカー野郎がなんで放課後にこんなところにいるのか、疑問に思ったわけ。
どうやらあたしに用があるらしいけど…今日やるサッカーの試合、録画しといてかな?
まあ、今日サッカーの試合があるかなんてあたしは知らないけど、それなら返事はNOだ。