★MyHomeの秘密★♪
彼女も同じように、こんにちはと言ってきて。
「こないだいた子よね?凌のいも…」
「…凌兄に用ですよね?今凌兄呼んできますね!」
あたしはそういって話を切り、そそくさと勇紀を置いて一人先に家の中に入った。
はぁ…と一息ついて、玄関で靴を脱がずにしゃがんだ。
なんでいるの?
やっぱり凌兄に会いにきたんだよね…
はぁ…ともう一度ため息をついたとき、頭にハンパない衝撃を受けた。
「痛ったあっ!!」
叫ぶとうわぁ!!と驚いた勇紀の声が聞こえた。
あたしは玄関の扉をぶつけられた頭を摩りながら、勇紀を下から睨んだ。
「そんなとこで何やってんだよ!」
「なんでもいいでしょ!」
ぶーぶー言いながら頭を摩り、そのあと仕方なくしゃがんでいた足を伸ばして立ち上がる。