★MyHomeの秘密★♪
「つーか、一人にすんなよなー!俺は知らない人なんだから、まぢ焦ったし…」
ごめんと言う気にもなれなくて、ふーん…とか適当に返事をした。
「なんか話したの?」
「歳聞かれた……あと凌の弟?って」
付き合っているときに、凌兄から家族構成を聞かされていなかったんだろうか。
だけど…こうやって彼女に、もっと凌兄のことを知られていくのが嫌だった。
あたしの我が儘なんだろうか?
「あのさ…あの人誰なんだよ?凌兄の知り合いみたいだけどさ…」
ああ、そうだ。忘れてた。
凌兄を呼ばなきゃいけなかったんだ…。
「…勇紀。凌兄呼んで来て」
「はぁ? つーか質問に答えろよ!」
「呼びに行きたくないの!お願い!」
あたしは手を合わせてお願いした。
勇紀はあたしがそんなことをするとは思っていなかったみたいで、驚いている。