★MyHomeの秘密★♪
ガタッ――
いきなり音がして、驚いて思わず肩が上に上がった。
勇紀も同じだったようで、2人同時に音の方を振り返った。
「…凌兄……」
凌兄は階段を上がった所にいた。
いつから居たの…?
元カノとの話は終わったんだろうか?どうなったんだろうか?
聞きたいことが次から次へと出て来る。
お互い立ち止まったまま、あたしは凌兄を見ていた。
だけど…なんとなく違和感を感じたんだ。
「………そーゆーこと……」
「えっ?」
そうゆうことって?
あたしには意味がよく分からなくて聞き返した。
だけど凌兄は、無言であたしの横を通り過ぎていく。
「凌兄っ!?」
後ろを振り向いて呼んだ。
だけどそれも無視されてしまい、凌兄は自分の部屋に向かっていってしまう。