★MyHomeの秘密★♪
よくわからない。
だけど嫌な予感がして…あたしはドアの寸前で凌兄の腕を掴んだ。
だけど腕を振るわれて、あたしの手は自分の所へ戻された。
驚いて放心していると、凌兄が言った。
「触んなっ…」
振り向いて、あたしの目を見て言った。
その目は…とても冷たかった。
嫌悪を示すような、そんな瞳だった。
あたしはそのまま立ちすくしていて、気付いたら凌兄は自分の部屋に入ってしまっていた。
「…………なに、よ…」
何なの?
なんでそんな機嫌悪いわけ?
なんでそんな……
なんで怒ってるの―?
あたしなんかした…?
「…栞……悪い…」
頭の中でパニくっていると、勇紀が謝って来た。
「なんで勇紀が謝んのよ?」
みんな、訳わかんない…。