★MyHomeの秘密★♪



もう諦めたように俯いていた勇紀が顔をあげた。

眉を寄せて、どういうことだよ?って目で聞いてくる。



「……だから、これからそういう風に見るようにしてみるから……」


あたしは一呼吸する為に、一拍おいて。





「……3日間、返事待ってくれない…?」


そういった。
3日間、その期間にとくに意味はない。
ただ…一週間じゃ待たせすぎだなって思ったから。



「…分かった…っ…」

勇紀はホッとしたような、そんな顔をしていた。


その顔に、何故かこっちまでホッとする。



今日から…勇紀のことをそうみれるよう、頑張ってみよう。


勇紀には、ちゃんとした答えを出したい。


よくわからない、とか
そんな曖昧じゃ駄目なんだ。
はっきりとした答えを言いたい。



< 326 / 587 >

この作品をシェア

pagetop